あなたは、愛しの猫と一緒にお気に入りのソファのいつもの場所に座っている。 すると突然、足首のあたりが痒くなる。あなたは何度か足首を掻く。それでも痒みはおさまらない。ふと足元に目をやると小さな黒いものが飛び跳ねているのが見える。もう事情はお分かりだろう。愛猫が家に持ち込んだプレゼント、まさに憎き「ノミ」である。でも。。。ちょっと待てよ。。。愛するわが子、猫のタマの蚤対策はいつも万全にしているはずではないか･･･。結局、タマのシャンプー、ノミよけ首輪、スポット蚤治療薬などなど効くと思っていたのみ対策の効果は？！？！足首にチクチクと刺す厄介な生き物、憎きノミと戦う解決策とは?

あなたの猫が完全な室内飼いのペットでない限り、愛猫によって外から蚤が運ばれてくるので完全な撃退は困難だ。あなたのペットが外飼いの場合、まず最初に蚤撃退対策をしなければならないのは、家の庭のノミや幼虫を殺虫剤で退治することだ。しかし、それだけではノミを根絶したことにはならない。ペットによって外から運び込まれた蚤の成虫は、ペットから家の中のカーペットに落ち、寄生していくからだ。成虫だけでなく、蚤の卵や蛹（さなぎ）も同じように寄生する。カーペット、クッション、家具などのカバー、寝具など家中のあらゆる所に卵を産み、そうこうしている内に卵がかえり、人に跳び付いて吸血し、思いもよらない犠牲者を作る。� ��は、成虫だけではなく、かえる前に卵も退治しなければならない。

まず最初のステップとして、おそらく蚤対策の中で最も重要なアイテムといってよいもの、それは、電気掃除機だ。定期的に掃除機をかけるのは蚤撃退への道の絶大な効果がある。カーペット、寝具、掃除機をかけられる場所という場所は全て徹底的に掃除機をかけ、のみの成虫、卵、幼虫、さなぎ、蚤のどの成長過程にも効き目がある。特に念入りにかけた方がよいのは、愛猫が普段寝る場所や長時間いるような場所だ。また、床板の隙間や割れ目、継ぎ目、部屋の隅なども念入りに。掃除機がけで気をつけたいのは、掃除機バック（ごみのたまる箇所）を定期的に取り替え、バッグの中で蚤の卵が孵って再び寄生が広がることのないようにし� ��ければならない。掃除機バックを捨てるとき、ビニールに入れて密封して捨てれば、のみが逃げ出すこともないのでさらに完璧だ。

あなたの家からノミを撃退するための次のステップは、ノミ殺虫剤の使用だ。 蚤殺虫剤には、パウダータイプ、スプレータイプ、噴霧器タイプと様々な形状がある。ノミの寄生の形態によっては、最大限の効果を得るためには複数の方法を組み合わせて蚤の駆除をしなければならない場合もあるだろう。まず、パウダー上の製品だが、カーペットに振りかけて使用する。カーペットのすみずみまでちゃんと到達するよう、繊維の根元まで十分にいきわたるように満遍なく振り掛けること。この作業により、蚤の卵が孵化するのを促進する。そしてそこで掃除機をかけ、パウダーごとごっそり蚤を吸引してしまうというわけだ。

スプレータイプの蚤駆除製品は、もっと短時間で処理できる。ノミスプレーは、通常、ノミの成虫のみを駆除し、卵、さなぎ、幼虫には効果はない。噴霧器タイプのものは、処理前後の準 備や後片付けが面倒だ。噴霧器の容量にもよるが、数時間から一昼夜、家を空けなければならない。種類によっては、残留物が残るので、食品、水槽、鳥かごなどは薬剤のかからない別の場所に移動させなければならない。

あなたの猫が行動する家中のありとあらゆる場所を徹底的に蚤駆除の対象に入れること。クローゼットがお気に入りの場所でいつもそこで昼寝をする猫ちゃんもいれば、ガレージやランドリールームが好きな猫ちゃんもいるだろう。移動する時に使用する猫のケージ、猫によっては車に乗るのが好きな猫なら車中も、のみ駆除対象に忘れてはならないアイテムだ。愛猫がかかわる全ての場所がノミ駆除の対象だ。

わが家からノミを完全に撃退するには、いくつかの方法をうまく組み合わせることがカギとなることを覚えていてほしい。どの方法を用いるのせよ、まずは掃除機をかける習慣をつけよう。その後、スプレー製品、噴霧器製品、パウダー製品などで用途に合わせてのみ駆除を行っていく。これらの殺虫剤を使った後は、再度掃除機をかけよう。とはいえ、これだけ念入りにやったとしても、最初の一回目だけでは、中々効果は期待できない。２、３回、場合によってはそれ以上の回数の駆除をして始めて、ノミが少なくなったという実感を得ることができるだろう。わが愛しの猫と一緒にお気に入りのソファでくつろいでいても、今まで悩まされた蚤のチクチク感がなければ、あなたのノミ一� ��大作戦は成功したことになる。祝☆蚤よさらば！